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歯槽膿漏(しそうのうろう)
これは長崎県の情報誌【ナガサキタイムス】に「メディカルインタビュー」と題して連載された、AIインプラントセンター院長・春岡先生の記事です。(全12回)
NT ⇒ ナガサキタイムス記者
春岡 ⇒ AIインプラントセンター院長
Aさん ⇒ 歯槽膿漏に悩む患者さん(46歳女性) |
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| ■第5回 歯槽膿漏(しそうのうろう)について |
■<カウンセリング編>「歯槽膿漏で悩んでいます」
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春岡先生こんにちは。
今回は特別に歯槽膿漏に悩む患者さんとのカウンセリングの様子を取材させてもらいます。
患者さんは匿名でAさんとさせてもらいます。
Aさんは46歳の女性のかたです。ではAさん、どうぞ。 |
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はじめまして。よろしくお願いします。 |
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どういったことにお悩みですか? |
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ここ10年ほど歯槽膿漏で困っています。 |
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おかかりの歯医者さんの治療の内容を教えてください。 |
■歯槽膿漏の原因は歯の汚れのバイ菌
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その後歯肉の切除をされました。
ブラッシングの指導 もしていただき、きちんと磨けていると言われるのですが毎年 これの繰り返しです。 |
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歯槽膿漏の原因は歯の汚れにばい菌が繁殖してその毒素によるものなのです。(図1)
ですから、初期治療としてハミガキを良くしてもらいバイ菌の数を減らすのです。
手術などの外科的な方法はバイ菌の影響が少なくなってから行ないます。
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では、Aさんはきちんとした治療はお受けになっているのですね。 |
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ええ。
完全ではないのですが保険での歯槽膿漏の治療も整備されて来ました。
でも、Aさんのように治りきっていないケースは結構あるのです。
Aさん、どのような時に腫れるのですか? |
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睡眠不足や神経を使う仕事をした日の翌日以降、後を追うように歯茎が腫れてきます。 |
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良く調べてみましょうね。
では、レントゲンと噛み合わせを診てみましょう。(図2)
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歯の周りの骨が無くなっている部分がありますね。
表から見えな い部分で歯槽膿漏が活動しているかも知れません。
噛み合わせも その部分が他のところよりも高くて、先に強く力がかかるようですね。
となりの歯とつなげていますが、うまくいっていません。
この場合、つないだことがかえって悪くなる原因になっているかもしれません。 |
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え?骨が弱くなっているからつないだのではないのですか? |
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骨が治ろうとするとき、歯は動く事が多いのです。
それをさまたげる結果になったのかもしれません。 |
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え〜?治る時に歯は動くのですか? |
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歯槽膿漏で歯が浮いてくるのは、炎症を外に押しだして悪いところを治そうとする治癒力と考えています。
ですから歯槽膿漏の治療では歯の噛み合わせがどんどん変わってくるので、動いた歯に余計な力がかかっていかない様に調整をし続ける治療も必要になります。 |
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治ろうとして動いている歯が他の歯よりもあたりすぎないようにしていくのですね。 |
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そのとおりです。良く理解出来ましたね。 |
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わたしも最初は歯を削ってあたらなくしてもらってから歯をつないでもらいました。 |
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どうしてそれで治らなかったのですか? |
■専門的な治療の必要な歯槽膿漏
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一度で良くはならない事が多いのです。
この程度でしたら目が放せるようになるには半年以上は治療を続ける必要があるでしょう。 |
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え?そんなに長くかかるのですか? |
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歯槽膿漏は何年もかかって悪くなって来た病気との戦いです。
私のところでは2年以上かけて歯の周りの骨が正常になって来た方もいます。
それまではとても目が離せないのです。
歯槽膿漏の治療には専門的な治療を行なう歯科衛生士と歯科医師と歯科技工士のチームが必要です。 |
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専門的で高度な治療が、今の私には必要なのですね。 |
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全体的に見直して計画的な治療を行なうべきだとおもいます。
希望を持って治療に臨んでくださいね。 |
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アドバイスありがとうございました。 |
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専門的な治療の事をもう少し詳しく教えてください。 |
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少し難しい話ですが、今の保険治療にはまだ導入されていない考え方で、治療中に変化していく咬合の機能力のコントロールを仮歯を調整しながら行なうという方法があります。
簡単な仮歯自体は保険でもできるのですが、この調整の治療費を認められていません。
そのため、この方法が正しく普及していません。
その結果ある程度骨とはぐきが落ち着いて初めてその後の専門的な手術が必要かどうかを評価するのです。専門的な手術の方法はいずれ機会がありましたらお話しましょう。 |
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今日はちょっと難しいお話しでしたが、歯槽膿漏の治療の大変さがわかった気がします。
先生、どうもありがとうございました。 |
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